皆さま、こんにちは。
今日は、東京オリンピックまで、ちょうどあと1年の日のようです。
皆さまは、なにかのチケットに申し込まれたでしょうか?
当たらない・・・とニュースになっていましたが、まだまだチャンスはあるようですね。
本日は、雨漏り改修工事をご紹介します。
今回の施主様は、いつもお世話になっているお得意様のご実家で、
ご相談いただく1年ほど前から雨漏りの症状が出始めたようです。
その後の長雨のせいで、次の写真のように悪化してしまいました。
ここは、玄関の天井です。
玄関を入って、天井を見上げる機会は少ないとはいえ、
ここまで染みていると、とても気になります。
また、これだけ染みていると、天井裏はどうなってしまっているのか・・・と不安になりますね。
原因を探すべく、二階にお邪魔したところ、あちこちがかなり老朽化
しており、原因を特定するのは非常に難しい状態でした。
施主様の要望を最優先として相談し、この度は明らかに悪い箇所は
直して様子を見るという方針になりました。
まず、玄関の真上はベランダになっていてタイル張りですが、あちこちに
ご自身でコーキングによる補修をした痕があり、老朽化は目に見えて分かり
ました。
よーく調べてみると・・・
ひび割れや腐食が数か所見られました。それに、一昔前は当たり前
のように使われていた鉄製の手すりは錆びており、こういった箇所から
雨が侵入することが多くあります。
皆さまのご自宅も、無理なく見える範囲で、ひび割れや腐食がないか一度確認してみてください。
見えないところは、イーリンクの雨漏り調査で確認させていただきます!
また、調査の際に、下屋根の瓦の割れを補修された痕も確認しました。
小さく見えるひび割れでも、雨水は容赦なく侵入してきます・・・
さらに、瓦と接する壁際も弱点となり雨漏りしている可能性が非常に高い
納まりになっていることを確認しました。
これから長く住む予定はないので、少しずつ雨漏りの原因を直していきたい
という施主様のご希望に沿って、工事を進めていきます。
それでは、工事開始です!
まず、天井の大きな染みの原因となっていたベランダの防水工事を行ないました。
Before
↓
After
今回の防水工事は、ウレタン塗膜防水といって
液体状のウレタン樹脂を塗布する工法です。
何層にも重ねて防水加工をし、最後にトップコートを塗って完成です。
ただ、トップコートを塗ってしまえば、中の防水層が一切分からなくなるので、
業者によっては、手抜き工事を行う可能性もあります。
ですので、業者選びは大切です!
イーリンクでは、お客様との信頼関係を大切に、安心して任せられる工事を心がけています。
実際にお客様からもそのようなお声をいただけると、とても励みになります!
また、ベランダの支柱にあった穴を埋めるため、グラウト処理を施しました。
続いて、瓦工事に移ります。
まず、割れやズレが起こっていた古い棟を撤去します。
次に、外壁と接している部分の瓦も撤去します。
この部分は隙間ができやすい箇所で、特に雨漏りの原因となることが多い場所です。
そして、新しい棟を作ります。
完成したのが、こちら。
ピカピカと輝く棟が完成しましたね。
漆喰のように見える白い部分は、今では主流になっている”なんばん”
という材料になります。
なんばんは漆喰と違って防水性があり、これを盛り上げた後に瓦を
積み上げ、そのままコテで仕上げます。
きちんと塗られていて美しい仕上がりになりました!
さらに、壁際の瓦は・・・
“アスファルトルーフィング”と呼ばれる防水紙を壁にも立ち上げた後に
瓦を積み直し、板金でしっかりとカバーしました。
雨水をシャットアウトできるように、しっかりと施工されていますね。
これで一安心です^^
また、波板が取れてしまって開放感のあったベランダ屋根には、
ご自宅にあった新しい波板を張らせていただきました。
これで、直接雨が入ってくることもなく、雨漏りリスクを減らせますね。
いかがでしたか?
私たちは、天井の染みなど目に見えるサインが出てから、雨漏りに気付くということがほとんどです。
でもその前には、
目に見えないところでいろんな要因が重なったり、いろんな段階を経ているんです。
気付きが遅ければ遅いほど、残念ながら被害は拡大してしまいます・・・
見えないところのサインに気付くのは、専門家の仕事。
イーリンクの雨漏り調査や、塗装・防水工事にお気軽にご相談ください!