播磨町　Y様邸　バリアフリー工事－トイレ編－

みなさま、こんにちは。

本日は、バリアフリー工事をご紹介いたします。

元々は、無料の耐震診断でお伺いしたお宅でしたが、検討中のバリアフリー工事についてご相談を頂きました。

高齢のお母様が住んでおられますが、あちこちに段差が多く、ご家族がお手伝いをするのがとても大変な状況でした。

築数十年を超えるお住まいでは、お家の空間ごとに大小さまざまな段差があることが多いです。
暮らしになじんだ造りとはいえ、ふとしたことでケガや事故につながる場合も少なくありません。

そんな心配を解消できるように、今回のお住まいでは特に動作のご負担になっておられたトイレ、浴室・洗面、玄関廻り～寝室にかけてバリアフリー工事をさせていただくことになりました。

最初に、トイレ工事をご紹介いたします。

Ｂｅｆｏｒｅ

ドアの敷居で一段上がり、トイレ内は逆に床が下がっている、出入りするだけでも段差の多い空間です。
夜遅い時間帯にも使用することを考えると、足元がおぼつかないのは不安ですね。
そして、トイレのバリアフリーといえば、体を支える手すりかもしれません。
すでに置き型の立上り手すりをお使いでしたが、この機会により安定感のある壁付け手すりを取付けます。

トイレ撤去

トイレを撤去し、床板も剥がします。

換気扇新設準備

また、これまで設置されていなかった換気扇を新たに設置するために穴を開けます。
トイレの向こうにある窓は手から距離があり開け閉めがしづらいこともありますが、換気扇があればボタンひとつでいつでも空気の入れ替えが出来ます！

床板張り

床板を支える基礎の木材を組み、ドアの敷居も調整して、高さが揃うように仕上げていきます。

トイレ内装

内装の仕上げは、腰壁パネル＆床クッションフロアです。
どちらもタイル張りでしたが、掃除の手間がかかったり、使用時も冷えを強く感じたりします。
その点、新しい内装は水に強くフラットで掃除しやすいものとなっています。
最後にトイレ便器を設置すると完成です。

Ａｆｔｅｒ

機能的で使いやすいトイレ空間が完成しました！
こちらのトイレは　LIXIL サティス です。
タンクレストイレで高さも奥行も抑えられコンパクトに設置できるため、トイレ前のスペースをより広く確保し、体の移動もラクに行っていただけます。
また、便器洗浄からシャワートイレ操作までをリモコンで行えるのも使いやすいポイントです。
さらに、トイレに入ってから立ち座りまで、どこからでも手すりに手が届くので安心です。
もともと設置してあった手洗い器も新しくして、慣れた動きでお使いいただけます。

入口段差解消

入口から室内まで段差のないフラットな空間となりました。
身体が痛かったり動かしづらかったりするときも、負担を感じることなくお使いいただけます。

換気扇

窓の上に換気扇も新しく設置して、時間や天候にかかわらずいつでも換気できるようになりました。

今回は、人を感知すると自動で作動し、人がいなくなると自動で停止するタイプにしました。

Ａｆｔｅｒ

こうして、トイレのバリアフリー工事が完成しました。

この工事のおかげで、付き添いが必要なくなり、一人で安心して行けるようになったと、とても喜んでくださいました。

続いての記事では、浴室・洗面をご紹介いたします。