みなさま、こんにちは。
本日は、お得意様のY様からご依頼いただいた浴室・洗面・トイレのリフォームをご紹介いたします。
お家を建てて何年たっても、時間がたつほどに愛着や思い入れは強くなっていきますね。
できるだけ今のまま使い続けたいと思う反面、あちこち支障が出てくるのも事実で、ちょっとしたカバーでは追い付かなくなってくることもあります。
こちらのお客様宅でも長く大切に使ってこられましたが、思い切ってやり直すことになりました。
Before
トイレ・洗面・浴室が1ヶ所に集約された間取りです。こちらを丸ごとリフォームいたします。
また、今回はそれぞれのスペースに設置された窓サッシも新しくします。
さらに、築年数が古いと気になるのが土台の状態かと思います。水まわり周辺はどうしてもダメージを受けやすい部分なので気がかりですよね。
こちらは解体して初めて必要な修復の範囲や程度が分かることがほとんどですので、工事を進めながら対応していきます。
解体
すべての設備を撤去すると骨組みや床下の状態が見えてきます。
古い配管も撤去し、今回は3スペースともに土間コンクリートを打ちます。
土間がフラットになることで、このあとの骨組みもより強度の高いものとすることができます。
土間打ち
土台
予想していた通り、床と壁の境目の骨組みの土台が広範囲に腐食していました。完全に取り換えるためには相当大掛かりになり、費用も跳ね上がるので、交換できるところは交換し、その他はモルタルを詰めることで補強しています。
さらに、水の影響が見られた浴室側の壁面には断熱材を施工し防湿効果も高めています。
浴室壁面
続いては、トイレ側の床骨組みです。
土台
床板を支えるための大元の土台になる骨組みを鋼製の床束で支えます。
鋼鉄製なので湿気にも強く耐久性と強度を高めることができます。
床組み
トイレと洗面の床がフラットに仕上がるように木を組み、このあと床板を張ります。
また、木組みの下に見えるように、新しい給水・給湯・排水管も敷設しています。
配管は、漏水が発覚したので、急遽引き直しになりましたが、今後のためを思えば安心です。
内装の仕上げはどのように進むでしょうか。
内装
床板を張り、腰壁にはサニタリーパネルを張っています。床面はこのあとクッションフロアで仕上げます。
あとは、トイレ本体・洗面台を設置すれば完成です。
浴室は、どのように進むでしょうか。
給水・排水管
土間うちのあと、給水・排水・排気ダクト・電気配線など、ユニットバスを設置するための下準備を整えます。
最後にユニットバスを組み立てると完成です。
それでは、完成写真をご覧ください。
After
ホワイトで統一された新しい水廻りが完成しました!
トイレは TOTOピュアレスト、ユニットバスは TOTO サザナです。
施主様の要望に沿って、便座・洗面台はこれまでお使いのものを再利用して有効活用しています。
バリアフリー
洗面所への入口敷居との段差も、トイレ入口・浴室入口それぞれの段差もなくなり、足元を心配することなくお使いいただけるようになりました。
最新の設備への取替えによる機能性の向上は、空間を整えることで初めて使い勝手の良いものへと性能が発揮されます。
土台から状態を確認し、必要な補強を加え、設備を整えることで、表面をきれいにするだけでなく、安全にお住まい頂けるようになりました。
それぞれの空間の窓廻りの工事は、次の記事でご紹介いたします。
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