みなさま、こんにちは。
今週も快晴の日が続き、なかなか梅雨入りしないなぁと思っていましたが、今晩からは雨になるようですね。
激しい雨になることも予想されているようなので、どうぞ気をつけてお過ごしください。
さて、これからやって来る雨の季節に特に気にかけたい屋根工事を今日はご紹介いたします。
ちょうど昨年の今頃に問合せをいただき、調査にお伺いしました。
工事前のお家の様子がこちらです。
Before
築40年になるお宅とは思えない、しっかりとした造りのお家です。
元々の本宅は昔ながらの瓦葺きの屋根で、左側に見える平屋建て部分は後からの増築でカラーベストと呼ばれる屋根材になっていました。
細部を確認していくと、やはり年数による劣化が見られました。
今回の屋根工事では、瓦屋根の部分は現状と同じような瓦屋根にしつつも軽量化もしたい、というご希望でした。
それで、この度はケイミューのルーガと呼ばれるものを採用しました。
スレート屋根の部分は、外壁の塗装と合わせて塗装をさせてさせていただくことになりました。
レッカーも登場して、古い屋根材を撤去し降ろしていきます。
下地も劣化が見られます
屋根の防水対策は、表面の瓦だけを変えても下地が古いままだと効果が上がりません。
そこで、合板を新設して、ルーフィングと呼ばれる防水下葺き材を張ります。
1mmほどの薄いシートですが、層が何重にも重ねられていて水からお家を守ってくれます。
壁際の部分も隅まできっちりとシートを張っています
ケラバと呼ばれる横部分もしっかりと施工していきます
屋根の各場所ごとに同じ質感の部材がありますので、統一感のある仕上がりが期待できますね♪
仕上げの段階に入り、屋根材を葺いていきます
それでは、葺き替え完了後の全体写真をごらんください!
新たに葺き替えさせていただいたのは ルーガ 鉄平 という屋根材です。
自然災害に強い防災瓦よりさらに軽量化が進んだ屋根材で、一般的な平板瓦の50%以下の重量なので、地震時の揺れによるお家への影響も抑えることができます。
さらに、1枚1枚の形状も水を逃しやすく、風の抵抗を受けにくい形状となっているので、ここ数年続いている豪雨災害にも強いものとなっています。
またルーガ鉄平は、屋根材としての性能だけでなくデザイン性も優れていて、自然石の風合いで重厚感があり、お家の雰囲気にピッタリの仕上がりとなりました。
違う角度からの全体写真もご覧ください
以前に葺き替えを終えておられたスレート屋根の塗装も行い、屋根全体の工事が完成しました。
屋根の葺き替え工事は、決して小さいとは言えない工事ですので、工事の費用や日程のことを考えると取りかかるのをためらってしまう方も多いかと思います。
しかし、自然災害などで大きな被害が出る前に対策をすることで、結果的に負担はグッと減らすことが出来ます。
お家を建ててから年数が経過している、しばらく屋根の状態を確認出来ていない、そんな方はぜひ一度お問合せください。イーリンクでお手伝いさせていただけましたら幸いです。
こちらのお家では、屋根の塗装と併せて、外壁塗装の工事もさせていただきました。
そちらの工事の様子も、後日ご紹介させていただきます。